なぜテープ起こしするのか?テープ起こしの2つのメリット

2016/06/15

テープ起こしとは、講演・会議・インタビュー・座談会などで録音された発言内容を聞き取って、適切な形で文字にする(テキスト化する)ことです。「テープ起こし」のほかに、「書き起こし」「文字起こし」「音声起こし」なども同様の意味で使われています。

テープ起こしにはどんな目的があるのでしょうか。
テープ起こしをするメリットについてまとめてみたいと思います。

テープ起こしをするメリットとは

音声データや動画データは、音声や映像ならではの情報量の多さがありますが、以下のような点ではあまり使い勝手のよいデータとは言えないものです。

・内容を検索することができないため、必要な情報にたどり着くのが大変
・データ容量が大きくて、保管や共有に手間取ってしまう

テープ起こしで文章化することでデータの保管、閲覧、共有、検索などが容易になり、上記の問題を解決することができると同時に、情報活用の幅が一気に広がります。

具体的には、以下のようなメリットがあげられます。

1、振り返り(復習)を効率的に行える

講演、会議、インタビュー、座談会など、さまざまなシーンでテープ起こしをすることで、内容の把握、確認が容易になります。

複雑な説明、難しい講義など、「一度聞いただけでは理解できない」というシーンは結構ありますが、それを音声で確認しようと思うと、手間がかかると同時に何度も聞き直さないと頭に入ってこないものです。そんなときにもテープ起こしをすることで、正確に、何度でも簡単に確認することができます。

インタビューをもとに文章を作成するときも、音声データを聞き直しながら内容をまとめていくのは非常に手間がかかります。そんなときに手元にテープ起こしした原稿があると作業効率は大幅にアップします。

2、ビジネス上のトラブル防止、また解決にもつながりやすい

「議事録を作成する」「メールに残す」など、話した内容を記録しておくことは、トラブルの防止、またトラブルが生じたときにスムーズに解決するためには非常に重要です。

テープ起こしをすることで、内容の振り返り、共有がスムーズになります。社内での情報共有のクオリティもあがり、また報告の際にそのまま資料として使用することもできます。また、認識のズレなどによるビジネスのトラブルを防止すると同時に、起きてしまったトラブルを解決につなげやすく、強力な武器になります。

-テープ起こしの基本
-, , , ,